グループ連合
1955年3月、京都青年美術作家集団の作家が中心となり「権威と断絶した場所」に人間としての立脚点を持つべく、京都市美術館でアンデパンダン展を開催。(青美、アンデパンダンの項参照のこと)この頃青美はさかんに研究会を開催、より作家同士のつながりを深める為、関西近郊の前衛グループに声をかけ、グループ連合協議会を立ち上げる。代表に中村義一、中原佑介を定め、1956年5月大阪市美術館においてグループ連合展を開催する。以降、1961年まで毎年開催。
1956年 第1回グループ連合展開催以前 グループ連合立ち上げにかかわる話し合い(青美議事録より抜粋)
1955年9月8日(木)
出席者 青美=市村、田中、中塚、真山、中尾、大門、元広 8名
大阪デモクラート=泉、他2名男女
各会の主旨の紹介
・グループ連合展(大阪美術館)について
デモクラート、青美、パンリアルその他のグループに呼びかけ来年4、5月頃に行う予定。会場は大阪美術館
機関紙発行について
青美外部よりの投稿を希む。
青美第一回展、来年1月中旬2階会場4室(市美)
作品数 約100点の予定
1955年11月2日(水)
出席者 市村、中塚、志摩、田中、名越、上生、元広 7名
関西グループ連合展について 出席者報告 田中、名越
10月30日(日)大阪ギョモンにて
参加グループ リアリズム、具体、パンリアル、社会主義、職美、目げき者、青美 新グループの承認を得る。
仮名称 関西グループ連合展とする
展覧会は明年3、4月頃、会場大阪市美術館、会費は頭わり1人500円以下
第2回会合は11月27日に行う。
1955年11月30日(水)
出席者 市村、竹中、中塚、松本、上生、元広 6名
先、27日(日)大阪ギョモンにて行われた関西グループ連合代表者出席者(田中、名越、市村)報告について
以降はなし。