- 1960年 第5回グループ連合展
1960年7月12日—7月17日 グループ連合展 大阪市美術館
1960年7月19日−7月24日 グループ連合展 京都市美術館
(グループ連合展協議会主催)
参加グループ
「京都青年美術家集団」「リアリズム美術家集団」
参加メンバー
「青美」市村司、田中守貴、竹中正次、福沢忠夫 他
一次資料
・ 展覧会DM
新聞記事
・ 1960年7月16日 京都新聞「青美 リアリズム合同展」
青美議事録の中にある1960グループ連合に関する話し合い
1960年7月24日(日)
会場 大阪美術館地下食堂
出席者 市村、安田、福沢、本庄、小泉、多田
リアリズム美術家集団 11名
1、合同展に対する青美・リアリズム美術家集団の合同批評会
内容の盛上りが無かった
何故か—準備期間が無かった。連絡が遅かった。共通の目的が無い。年中行事的寄り合いの感。
絵画と政治性。作家の主体性の問題。
リアリズム美術家集団の作家は、社会に対し義務、権利を貫いた作品。その意味では素晴しい。しかし義務感にのみ追われ、権利に欠けているのではないか。主体性の必要。
展覧会技術もまずかった。
2、グループ連合展の意味、発展解消か存続か
・ 連合展の意味が無くなった。
・ 組織的欠陥を見せた現状のままではやりたくない。
・ 続けるとすれば、他のグループを入れ、個人の参加も認めたい。
・ 大阪と京都の作家の結合の機会として、このグループ展はあるべき。
・ 両者の交流を深めたい。特に批評会を持つべきである。
解散、存続の結論持越す。
直、青美展開催期間中に、リアリズム美術家集団会員の訪問を受け、グループ連合展存続解散問題に関して更に討議する。
1960年10月3日
5:00 pm キサラギ茶房にて連合展準備の集会。
出席者 大阪リアリズム作家集団より2人。市村、福沢、ネギタ、本庄、「具現」より河村一夫氏