avant-garde art 前衛美術集団

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ゼロの会

ゼロの会(1959〜1972)

研究会を主体に「種々のジャンルの交流によって現代の共通の問題を論じ、芸術の新しいリアリテを追求する集まり」(京都市美術館ニュース 1960 No.27)として1959年にスタート。絵画では国又宏、藤波晃、関根勢之助、森本岩雄、彫刻では上田弘明、三宅五穂、井上平八郎、宮永理吉の8人の美術家と、土肥美夫、津山昌の2人の文学者が参加。顧問として矢内原伊作の存在がある。研究会から出発した会であるが、展覧会を持つようになり発展。「何もない、結成する必然性もない、志もない」(宮永理吉談)のゼロが、ゼロの会の名前の由来である通り、お互いの作品や志向に共通点を持つ求心的なグループではなかったが、メンバーのそれぞれが各自の場で活躍するメンバーであり、かつ文化的なイメージを持つこの会は、大きな注目を浴びた。1972年頃に自然解体。

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